セルフヘルプ・アクションサポート・ネットワーク

自助努力(セルフヘルプ)の精神

他人や環境のせいにせず、プラスの自分をつくり、道を拓いていく。

天は自ら助く者を助く」という諺は、経験上確かな格言である。たった一句の中に、すべての人類の成功と失敗の経験を包含している。自分自身を助けるというのは、よく自主自立して、他人の力に頼らないということである。自助の精神は、人間の才智が生まれてくるための根源である。そのことから推論すれば、自助の精神が具わった人民が多ければ、その国家は必ずや活力に満ち、精神も強く盛んになるはずである。他人の援助を受けて成就したものは、その後、必ず衰えてしまうことになる。
これに反して、自分自身の力で成し遂げたことは必ず発展して、妨げることを許さないほどの勢いがある。思うに、自分が他人のために多くの援助を行えば、必ずその人が自分自身で励み勉める気持ちを削いでしまうだろう。そのような理由により、上に立つ人物の厳しすぎる指導は、その子弟の自立の志を妨げることになるし、下々の者を抑圧する政治や法律では、人民が経済的自立を失い、活動力を弱めてしまうことになるのだ。
「自助論」サミュエル・スマイルズ(英国1812-1904)